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2009年9月 5日 (土)

昭和の雀ゴロたち

(近代麻雀より)
フリー雀荘のお客さんのほとんどは、ひとりで店に行きますが、なかには2人連れもいます。
その場合、「同じ卓で打ちたい」「別々がいい」などの、要望を聞いてくれる店も多い。
同卓希望の場合は、店によっては、2人が上下(カミシモ)にならないように、トイメンどうしに着席させられる。仲間どうしで、下家に甘い牌を鳴かせないようにという、店側の配慮です。
このやり方は、数十年前、フリー雀荘が生まれる前の、バラ打ちと呼ばれていた時代からありました。
ところがですね、この店がわの配慮が、その当時ツルんで打ってた雀ゴロたちとっては、逆に好都合だったんです。
その時代は、もちろん手積み。自分のヤマに、積み込みというイカサマをする雀ゴロが、たくさんいた時代です。
自分のヤマに積み込んだ場合、サイコロの目が失敗すると、仕込みがそっくりトイメンに入るケースが多くなる。
なのでトイメンどうしに座って、2人で積み込みをやれば、高確率でどちらかが大物手をアガれてしまうんです。
その当時、ぼくの麻雀の師匠だった朴(パク)さんは、そうした雀ゴロたちを見つけて、バラ打ち店から追い出していました。
たとえば、2人連れの新規客が来たら、朴さんも同じ卓に入って徹底マーク。
新規客の1人と常連客の2件リーチに対して、連れのほうが仲間らしきリーチに放銃。すかさず朴さんは、放銃した客の手牌を、全部卓上に公開してしまった。
「メンツの中抜きで放銃かよ。もっとキッチリ打てよ」
「なんだと!」
放銃した男が立ち上がると同時に、アガった男もつられて腰を浮かしてしまう。これで共犯者だということはバレてしまうのだ。

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