敵のベターを自分のベストに
近代麻雀(9月1日発売)のぼくの記事より一部ご紹介。
ダマテンはアガれりやすいでしょうが、実はリーチでもアガれる可能性があまり下がらないケースがたくさんあるんです。
○たとえば相手がビギナーの場合。ビギナーは危険牌が絞り込めないのでロン牌が止められることはない。
○相手に勝負手が入っている時。自分に置き換えてみれば分かることですが、勝負手の時には、ワンチャンスや先切り牌の外がわや、カベ、安い色などを頼りにかなり前に出て行きます。
○赤牌を持っててご祝儀を取りに来るケース。特に鳴きご祝儀アリの場合は前に出て来ます。
○ラス目の人は配牌から前傾姿勢。「どうせラスなんだから、失うものは少ない」と追いかけリーチを目指してきます。
○オーラスのアガりトップの人ももちろんですね。
○マンツモ条件などでトップが射程距離圏内の人。
○オーラスの細かいところでは、テンパイ維持でトップになる人が複数いることもある。この場合、そのライバルがノーテン条件だったり、テンパイでもOKだったりといくつかパターンがあるので、できればワキどうしの点差が暗算できるといいですね。全自動卓でも、ワキどうしの点差は表示してくれないので、暗算が得意だとちょっとしたアドバンテージになります。
○ホンイツやトイトイのように、降りにくい仕掛けをしている人がいる時。
○鳴き過ぎて、手牌が極端に短くなっている人もそうですね。
○人のことはあまり言えませんが、これらのパターンとあまり関係なく出て来るのが、性格が全ツッパの人(笑)。
○ガマンがきかない人。
ビギナーと中身は違っていても出て来る牌はあまり変わらないという現象になりがちです。こうしてみると、意外と前に出てくるパターンが多い。逆に、リーチをかけたことによって、全員がキッチリ降りてしまうことのほうが珍しいんです。
リーチはそれだけで得点が2倍になり、裏ドラの可能性も3分の1くらいある。それに一発や裏ドラのご祝儀なども考慮すれば、リーチの一声は得点3倍増くらいの威力がある。
アガれる可能性が半減したとしてもメリットはじゅうぶん。これにトップや着順アップのチャンスが絡めば、さらに有利になるハズ。
敵の反撃覚悟、ラス転落承知でリーチ攻勢をかけましょう。
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